20文字×4行表示シリアルLCDモジュールです。
シリアルで出力されるアスキーコードを LCD 画面に表示するターミナルモード、もしくは通信コマンドに対応する全てのコマンドデータを受信してLCD 画面に表示するコマンドモードで使用します。
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英文Character LCDをシリアルを利用して、ターミナルモードとコマンドモードで制御することができる。
- ターミナルモードは、シリアルで出力されるASCII CodeデータをLCD画面に表示する機能である。
- コマンドモードは、通信コマンドに該当するデータを受信してLCD画面に表示する。
- 5V LevelでUART、12V Level RS-232信号の受信が可能である。
- バックライトを制御して節電機能として使用することができる。
- Baud Rateを4800、9600(基本)、19200、38400 bpsに変換可能(ジャンパ設定)
- LCDの種類を選択して使用することができる。2*16, 2*20, 4*16, 4*20 まで対応可能
- AM-SLCD216
- AM-SLCD420BL (4*20 Text LCD)
構成図
- AM-SLCD420BL (Serial LCD 4*20モジュール)
使用方法
AM-SLCD420BL (Serial LCD 4*20モジュール) 使用例
S-LCDの動作モード(ターミナルモード / コマンドモード)
左側図の3Pinジャンパを設定してターミナルモード(TM) / コマンドモード(CM)を設定することができます。以下のモードに関する説明をお読みになってから、必要なものをモードに合わせてご使用ください。
1.1.1 ターミナルモード(ジャンパを“TM” 位置に設定、まはた除去)
ターミナルモードは、シリアルポートを通じて出力されるASCIIデータをLCD画面に転送するモードです。PCのメモ帳やターミナルプログラムを使うことと同様に、データを出力して見ることができるため、初心者も簡単に使用できます。
ターミナルモードのようにアルファベット、数字、記号などを出力して見ることができます。
Printfを利用してシリアルポートで出力するコンパイラを使えば、 printfを使ってデータを出力して見ることができます。改行は “Carriage Return” (ASCIIコード 0x0d、printfでは‘r’に表現) を使います。
EX) printf ( “N.T.C Serial LCD r ” );
printf ( “Test Data : %d r ”, data );
ターミナルモードの命令語
ターミナルの画面から以下の命令語をテキストで転送し、 ‘r’ を転送すると、以下の該当する動作を行う。
$$CS - 画面を消す命令
$$B0 - カーソルをOFFにする命令
$$B1 - カーソルをONにする命令
$$BB - カーソルをBlinkにする命令
$$L0 - バックライトをOFFにする命令
$$L1 - バックライトをONにする命令
EX) printf ( “$$CSr” ); // 画面を消す命令
printf ( “$$L1r” ); // バックライトをONにする命令
1.1.2 コマンドモード(ジャンパを“CM”の位置に設定)
コマンドモードは、シリアルポートを通じて出力されるコマンドを認識して、該当するデータをLCD画面に転送したり、LCDを制御できるモードです。コマンドモードを使用すると、AM-SLCDから提供される様々な機能を使用できるため、より有効に制御を行うことができます。
Printfを利用してシリアルポートで出力するコンパイラを使えば、 printfを使ってコマンドを出力して見ることができます。コマンドの入力は“$”で始まり、最後は“Carriage Return” (ASCIIコード XX番、printfでは‘r’)を使用します。各項目は“,”(コンマ)で区分されます。 コマンドは以下のコマンド表をご参考ください。
EX)printf ( “$T,N.T.C Serial LCD r” ); // LCD画面にデータ出力
printf ( “$T,Test Data : %d r”, data );
printf ( “$C r ”, data ); // LCD画面を消す
printf ( “$G,%d,%d r ”, x,y ); // カーソルをx,yの位置へ移動
printf ( “$L,1 r ”, light ); // バックライト点灯
printf ( “$L,0 r ”, light ); // バックライト消灯
製品の使用イメージ